かな和歌書は、現存する平安宮廷書の最高峰である西本願寺本三十六人家集(1112年頃)に着想を得ています。染めた料紙を継いだ継紙の面に、砂子の粉や切金の細片として金銀箔を散らし、その上へ流麗なひらがなの和歌を黒い墨で書き流しています。
このシステムでは、無地の白を背景にしません。装飾された色面を、つながりの柔らかな草書が散らし書きとなって漂います。ゆったりとした非対称の余白、意図して設けた「間」、藍染めの面に金の粒がとどまる静かな豪華さが特徴です。
かな和歌書は、現存する平安宮廷書の最高峰である西本願寺本三十六人家集(1112年頃)に着想を得ています。染めた料紙を継いだ継紙の面に、砂子の粉や切金の細片として金銀箔を散らし、その上へ流麗なひらがなの和歌を黒い墨で書き流しています。
このシステムでは、無地の白を背景にしません。装飾された色面を、つながりの柔らかな草書が散らし書きとなって漂います。ゆったりとした非対称の余白、意図して設けた「間」、藍染めの面に金の粒がとどまる静かな豪華さが特徴です。