Fatu Hiva では、叩いて作った桑の樹皮布が、繰り返される人の姿であるエナタと、こちらを見つめるティキの目が密集する一面へと変わります。暗く繊維質な地には、黄土と煤が直接描き込まれています。空白は一つもありません。山形模様、帯、人の姿が布の端から端まで隙間なくかみ合っています。
配色は、島が与えてくれるものだけから生まれています。焼けた土の黄土色、植物の煤、木の樹液を用い、茶、黒、橙、赤、黄へと仕上げています。樹皮布の地は深いこげ茶に見え、決して淡くありません。このデザインシステムは、その密度と温かさをデジタルの表面へ受け継ぎます。暗い樹皮色の地に、連続する黄土色と茶色の幾何学模様を重ねています。