Peter Zumthor による Bruder Klaus Field Chapel は、Germany の Wachendorf 近郊に建つ小さなコンクリートの礼拝堂です。内部は、焼かれて炭のように黒くなった空洞です。112本の木の幹を型枠として積み上げ、その周囲に締め固めたコンクリートを打設し、後に木材を焼き抜くことで、肋状の筋と煤をまとった空間が残されました。光は、ひとつだけ開いた天窓から差し込みます。
このデザインシステムは、その焦げた内部を抽出しています。壁はほぼ黒く、肋状の筋には温かな煤褐色が宿り、ひとすじの暖かな光と、闇の中で光る手吹きガラスの鋲が浮かび上がります。全体には禁欲的なモダン・グロテスクのサンセリフを用い、装飾も意匠もありません。