ホワイトキューブは様式というより、状態です。均一で冷たく中立的な漆喰壁が文脈を溶かし、一つの物体に部屋全体を支えさせます。唯一の装飾は、細いセリフ体のラベルが置く文字の黒と、その周囲に保つ空白の規律です。光は博物館のように平らで、面は艶消し、作品とそばの言葉以外は何も注意を競いません。
このシステムは余白を第一の素材として扱います。広い余白、極細の罫線、抑制した Garamond のセリフ体を用い、展示作品の代わりに一枚だけ落ち着いたテラコッタの面を置きます。抑制こそが個性であり、すべての判断は足すのではなく取り除くために行います。