ロンタルはバリ島の写本文化です。バリ・ヒンドゥーの聖典を、乾燥させたオウギヤシの細長い葉へプングルパックと呼ばれる鉄筆で刻み、彫り溝を焼いたククイノキの煤で黒くします。温かな黄褐色から金茶色の葉に、鋭く角張り、連続する煤黒の文字が走り、辰砂の赤はごくまれにだけ添えられます。葉片には穴を開け、紐を通し、彫刻を施した木板で挟みます。
このデザインシステムは、その素材を操作画面へ移し替えます。金茶色の葉を地に、刻み込んだような黒に近い文字、葉の茶と紐を通す木の補助色、印を付けるためだけに節度をもって使う辰砂の差し色で構成します。配置は縦長の紙面ではなく、横に長い葉片の形に従います。