Spice Souk Market Pyramids は、20世紀初頭の中東にあった屋根付きの香料バザールを捉えています。口を開けた粗い黄麻袋には、サフランの黄金色とターメリックの黄色が円錐形の山となって高く積まれ、その脇にはパプリカとスマックの深紅の山が寄り添っています。狭いアーケードの市場に差し込む、薄暗く土の色を帯びた光の下で、空間全体が輝きます。
ここで感じられる温かさは日光からではなく、屋根付き市場の深い影から生まれます。そこでは、輝きを放つのは香料そのものの色です。黄銅の計量スプーン、チョークで手書きされたアラビア語の値札、ほこりがやわらかく積もったような表面が情景を完成させます。彩度の高い色彩の一つひとつが、土の暗がりを背景に際立つデザインシステムです。