このシステムは、サーミのラヴヴを着想源とします。ラヴヴは、サープミの先住民である北極圏の牧畜民を何世紀にもわたって守ってきた、トナカイ革と支柱で作る円錐形のテントです。深い藍色のガクティ用ウールをあらゆる面の基調とし、北極の雪の白と温かなトナカイ革の褐色を合わせ、サーミ旗の赤、黄、緑、青を織り込んだ力強い飾り帯ヴオダガットで縁取ります。
幾何学はテントそのものから生まれます。煙出し口の頂点へ集まる放射状の支柱と、手織りの飾り帯に見られるジグザグ、菱形、縞を、境界線や区切りとして用います。これは宮廷装飾ではなく、素朴なウールの手仕事です。鮮やかな織り帯で縁取った、平坦で彩度の高い色面を使い、淡いパステルや色あせた表現にはしません。