Nishapur Epigraphic Ware は、10世紀の Samanid Khorasan で生まれた化粧土彩の陶器です。赤みを帯びた陶胎に白い化粧土を掛け、そこへ黒いマンガンによる Kufic の文字帯を一筋だけ巡らせ、広大な余白へと弧を描かせます。その力は拒絶にあります。人物像も色彩も装飾もなく、温かな酸化した淡褐色の上に、ほとんど黒に近い文字だけが浮かびます。
このシステムは、その禁欲性をインターフェースへと移します。焼き締めた古い陶土のような地に、濃い墨色ひとつと陶土の赤、黄土色の一群だけを据え、余白と書のような重みで構成を支えます。克制そのものがブランドであり、装飾ではありません。