アクアバは、ガーナのアシャンティ/アカンの人々による木彫りの豊穣像で、1900年以前には健やかで美しい子どもを願う女性たちによって作られ、携えられていました。細い首と柱状の胴体の上に、平たい輪状の円盤頭部を載せる特徴的なシルエットは、アフリカ彫刻のなかでも特に抽象化され、広く知られる造形のひとつです。硬いオセセ材から彫り出され、油で深く艶やかな黒褐色に仕上げられています。
このデザイン言語は、アクアバを本来の素材がもつ深い暗さで捉えます。博物館の展示カードや白地に浮かぶシルエットではなく、彫像が刻まれた、磨き上げられたほとんど黒に近い硬木の表面です。あらゆる表面、影、アクセントは油を含んだ木目の領域にとどめ、片側から照らされたスタジオ撮影の彫刻のように見せています。像が身に着けるビーズの耳飾りと腰紐を思わせる、温かな金色のビーズひとつがアクセントです。