ラマダーン・ランタンは、夕暮れのカイロのスークをひとつのインターフェースへと変えます。錐で穴を穿った真鍮のファヌースが琥珀色の金光を放ち、銀色の三日月が屋根越しに引っかかり、星格子が果てのない藍紫の夜に針先ほどの光を投げかけます。システム全体は、ひとつの緊張感で成り立っています。深く、冷たく、鮮やかな夜の地に対して、熱を帯びた金属の金が置かれ、その金色は常に「灯り」として現れるのです。ここでは装飾が構造を支えます。八芒星のルブ・エル・ヒズブ、ギリの帯状幾何学、 scallop状のマムルーク朝アーチ、花輪のように連なるファヌース。平らなものは何ひとつなく、どのパネルにも透かし彫りの枠が欲しくなり、その縁から光がにじみ出ます。夜が深いほど、灯りの価値は増していきます。祝祭的でありながら敬虔でもある、光に満ちた聖なる月。アクセントカラーを添えただけの企業向けダークテーマではありません。