Barro negro は、Oaxaca の San Bartolo Coyotepec で作られる、磨き上げられた黒陶です。鉄分を多く含む粘土は焼成前に石英で磨かれ、酸素を抑えた窯で燻されることで、深い金属のような黒へと変わります。完成した器は黒の上に黒を重ねた工芸品です。艶のあるグラファイトの表面、つや消しの黒い影、そしてあらゆる縁にほのかに浮かぶ銀錫色の磨きの光を備えています。
このデザインシステムは、その器物に敬意を表しています。徹底して暗く、決してクリーム色にはならず、彩りを持つ主色もありません。あるのは艶とつや消しの対比、そして器物に存在する唯一の光――曲面を捉える銀色の輝きだけです。