シャニラクは、カザフのユルトの頂部にある放射状の木製冠で、フェルトの壁を支えながら草原の空を切り取ります。このデザインシステムは、遊牧民の住まいが持つ温もりを取り入れています。圧縮したクリーム色のフェルトに羊角文様の赤を配し、左右対称の曲線と、煙出しの輪を中心に据えた幾何学で構成します。
何世紀にもわたるスィルマクのアップリケ工芸と、カザフ独立の視覚言語をもとに、草原の伝統を生きた画面表現へと仕立てています。落ち着きと温かさを備え、冬の夕暮れに立つ牧民のテントのように精緻に組み上げられています。